アンケートモニターの登録先を探していると、日本マーケティングリサーチ協会(JMRA)の名を目にすることがあります。
例えば「マクロミル」や「キューモニター」の場合、アンケートサイト内の会社概要欄に、当協会の会員であることが明記されています。
日本マーケティングリサーチ協会は、アンケートサイトの信頼や安全を見極める指標に使える!
安全なアンケートサイトを見極める!
この見極め基準の一つとして、日本マーケティングリサーチ協会の所属有無が使えます。
当協会を知るとともに、その理由に迫っていきましょう。
日本マーケティングリサーチ協会とは?
日本のリサーチ専門会社が集まり、マーケティングリサーチの健全な発展と普及、倫理の確立を目指し、昭和50年に設立された団体。
プライバシーマークの付与認定指定機関としても認められている。
正会員とは?
当協会の正会員になるには、「マーケティング・リサーチ業を営む法人である」という条件を満たす必要があります。
ゆえに、正会員である会社は、自ずと真っ当なリサーチ会社であることが証明されるんですね。
- 日本マーケティングリサーチ協会の正会員
- 真っ当なリサーチ会社
- その会社が運営するアンケートサイト
- 安心・安全のアンケートサイト
このように推測でき、私たちモニターが懸念する「詐欺」や「個人情報の悪用」とは無縁でいられます。
健全な会社が運営するアンケートサイト!
これが知れるだけでも登録先を探している身としては有難いですよね。
アンケートサイトを装った詐欺も回避できる!
ネット上でも詐欺行為が横行しているこのご時世、実際にアンケートサイトを装った詐欺も発生しています。
アンサーズ.comの詐欺事件
「簡単なアンケートに答えるだけで、誰でもたった1分で1万円の現金をラクラクGET」などの如何にも怪しい文言を掲げ、登録者に法外な「入会金」なるものを要求。
最終的には全く報酬は支払われず、入会金も返金されないという手口で、多くの人が消費者被害に遭った事件。
アンケートモニターは「市場調査」に協力して報酬を受け取る側である!
これを理解していれば、支払い発生時点でおかしいと気付くはずですが、アンケートモニターをよく知らない段階では引っ掛かってしまうことも...。
この詐欺事件に対し、当協会は声明を発表したのですが、その一部を抜粋してご紹介します。
消費者庁からのアンケート調査への注意喚起を受けての声明
省略(詐欺事件の概要)
たしかに、JMRAに加盟している調査会社の中には、インターネット調査に協力していただいたモニターの皆様に、ポイントとして謝礼をお支払いするビジネスを展開している会社もあります。
しかしながら、JMRA は、「調査対象者に損害が及んだり、マーケティング・リサーチの社会的信頼を損なうような言動をとってはならないこと」を基本原則としているため、JMRAに加盟している調査会社が、モニター登録の際に、お金を振り込むことを要求することは一切ございません。
以下省略
要するに、以下のことを声明として発信しているんですね。
当協会の会員にはモニターに不利益を与える(詐欺行為を行う)会社は存在しない!
これだけ堂々と発信してくれると安心ですよね。
正会員になるには、直近3年分の収支報告書や各種書類が必要で、かつ、入会金・年会費も発生します。
ゆえに、詐欺行為を目的に作られた架空の会社や、実績のない会社は会員にはなれません。
信用や安全を推し量るのに使える!
この意味を少しでも理解いただけたのではないでしょうか。
だから、プライバシーマークと同様に注目して欲しいんだ。