昨今、ネット社会の伸張と相まって「サイバー攻撃」云々のニュースをよく目にするようになりました。
ウェブ会議を行っている最中に「会社の情報が盗み取られた」なんてニュースも聞きます。それだけ、ネット上でのセキュリティが重要な時代です。
この影響はアンケートモニターにも確実に表れています。
アンケートサイト登録時に「個人情報」が必要な理由
アンケートサイトに登録してアンケートに答える!
実はこれ、一般企業の「市場調査」に協力することを意味します。
だからこそ、その見返りとして現金と同等の「ポイント」が貰える、というのがアンケートモニターの仕組みです。
この点に関しては、以下のページも合わせてご覧いただくことで、より理解が深まるかと思います。
参考アンケートモニターの「仕組み」を知れば、怖いものは何もない!
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ここで注目して欲しいのは「アンケート = 市場調査」だという点です。
例えば、以下のような会社が存在したと仮定しましょう。
A社
10代・20代の女性向けアパレルブランドを首都圏で展開している
このA社が「市場調査」を行う場合、誰にアンケートを依頼すべきでしょうか?
答えは簡単...
当然、首都圏に住む10代・20代の女性ですよね!
その理由は、A社からすると、お客様となる可能性のある人(=ターゲット)だからです。
- 女性向けのブランドなので、男性に意見を聞いても意味がありません
- 若年層向けのブランドなので、購入の可能性が著しく低い「年配者」に聞いても意味がありません
- 商圏が首都圏に限定されているのに、九州在住者に聞いても意味がありません
要するに、アンケートという名の「市場調査」を行う上で、ターゲット選定のために個人情報が必要だということ。
これこそが、冒頭でお伝えした「市場調査の観点から必要」の意味するところなんですね。
アンケートサイトにおいては、「モニターの皆様に適切なアンケートを配信するためにある程度の個人情報が必要」といった類の言葉で説明されています。
また、ターゲット選定だけに留まらず、「同一人物による成りすまし登録を防ぐ」「お金を振り込む際の本人確認」などの意味合いもあります。
個人情報の提供先も普通の一般企業!
一般企業に入社する際、正社員だろうが、アルバイトだろうが、履歴書や入社書類で「個人情報」を提供しますよね。
これって当たり前のことすぎて何も疑問に感じないかと思います。
でも、アンケートモニターの場合は疑問に感じてしまう・・・
それは、なぜか?
恐らく、相手が見えない上にネットという特性があるから、ではないでしょうか。
ただ、安心して下さい!
モニター登録の際の個人情報の提供先は、
- マーケティングリサーチを生業とするごく普通の一般企業である
- ネットセキュリティを施したサイト(会社)である
要するに、普通の会社で働くときと同じであって、ある程度の「個人情報」を求められるのも特別なことではないんです。
個人情報の流出に対する懸念について
アンケートサイト(リサーチ会社)による個人情報の流出に関しては、以下の認識を持っておいて下さい。
- ネット環境を利用する以上、流出について「100%大丈夫」はあり得ない
- リサーチ会社が故意に個人情報を流出させることはない
この世に「悪意の第三者」がいる限り、どんなに強固なセキュリティを施そうが、それが破られる可能性はあります。
それゆえ、流出に対する懸念をゼロにすることはできません。
ただこれは、アンケートサイトに限定した話ではなく、ネットを介したあらゆるサービスにおける共通事項です。
ネット環境を利用している以上、避けようのないリスクとして付き合っていくしかありません。
アンケートモニターでの流出
残念ながら、アンケートモニターの世界においても流出事案は発生しています。
2019年に起きた不正アクセス(サイバー攻撃)による「アンとケイト」の個人情報流出です。
私は15ものアンケートサイトに登録していますが、流出の憂き目にあったのはこの1度だけです。
もちろん、この件に関しては憤りを感じましたが、悪意の第三者による犯罪であるため、企業を責める気にはなりません。
また、アンとケイトの運営会社は「プライバシーマーク」も取得しており、一定以上の管理体制は整っていたとも推測できるので...。
結局、個人情報の流出に関して私たちができることは、登録先を見極めることだけです。(見極める際に参考となる「指標」については後述しています。)
この会社になら個人情報を提供できる!を見つけ、あとは信用するしかありません。
登録先のアンケートサイトを見極めるポイント
アンケートサイトを見極める上で慎重を期すのであれば、以下の3点を「指標」とすることをおすすめします。
- SSL暗号化通信の採用
- プライバシーマークの取得
- 日本マーケティングリサーチ協会所属
私の知る限り、「1」を満たしていないサイトは存在しません。
当サイトでも採用しているくらいなので、満たしていないサイトがあれば絶対に避けるべきです。
暗号化通信はサイトのURLから見極め可能で、「https」で始まっていればOKです。
「2」と「3」に関しては、大手のリサーチ会社は大抵満たしていますが、中小になるとまちまちです。そのため、指標として十分に利用できます。
もちろん、この3点が揃っても絶対はないですが、サイバー攻撃に対する防御策を施していることの証明にはなるので、一定以上の信用度はあります。
まとめ
ネット上での詐欺行為やサイバー犯罪の増加で、個人情報の扱いは慎重にならざるを得ません。
ただ、今の社会を生きる上で「ネットを利用しない」という選択は不可能です。
だからこそ、「信用できる会社の見極め」と「ある種の割り切り」が必要で、アンケートモニターに関してもそれは同じです。
- 市場調査という観点から個人情報の提供が必要
- 一般企業で働く際に個人情報を提供するのと何もかわらない
- 個人情報流出の可能性をゼロにすることはできない
- アンケートサイトの運営会社が、故意に流出、または悪用することはない
- 登録するサイト(会社)を基準を決めて見極める
この5点を意識してアンケートモニターと付き合ってみてはいかがでしょうか。
せっかく興味を持った稼ぐ手段、「個人情報が心配」というだけでそのチャンスを逃すのは勿体ないことかもしれません。
前述した「見極め基準」を使用して選んだアンケートサイトを以下のページでご紹介しています。安全な登録先を選ぶ参考にしていただければと思います。
参考アンケートモニター安全・人気合同ランキング!【脱落形式採用】
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