



リサーチパネルの「事前調査」と「本調査」の関係

リサーチパネルのアンケートは「事前調査」と「本調査」がセットになっているものが多いですよね。
この関係を分かり易く表現すると、
- 事前調査 ~ ターゲット選定
- 本調査 ~ 本格的な市場調査
アンケートは市場調査なので、アンケート毎に "依頼企業が求めるターゲット" が存在します。
例えば、日用品を製造している会社のアンケートだと、「日頃から買い物に出向いて日用品の購入を決定する立場の主婦」なんかがメインターゲットになりやすい、といった感じです。
これはあくまでも例えですが、「主婦 = 日用品購入の際の財布の紐を握っている人」と考えれば、こうしたケースも実際にあり得るかと思います。
このターゲット選定は、年齢、性別、職業、結婚・子供の有無、程度など、実に様々な要素で判別されます。
要するに、このターゲットに該当するかどうかを選別するのが、リサーチパネルで言うところの「事前調査」なんですね。
- 事前調査でターゲットに非該当 ⇒ アンケート終了(事前調査分のポイントのみ獲得)
- 事前調査でターゲットに該当 ⇒ 継続して本調査へ(本調査分のポイントもW獲得)
基本、本調査は報酬が高く設定されているので、「効率良く本調査を獲得したい!」というのがモニターの心情かと思います。
じゃあ、それが可能なのか?というのが本題です。
リサーチパネルの本調査を効率良く獲得できる方法は?
ここは先に結論をお伝えすると、
本調査を効率良く獲得できる方法は存在しない!
その理由は、回答者である私たちモニターからはターゲットが判別できないからです。
アンケートサイトの運営会社もバカではないので、ターゲットが絶対に分からないように質問を作成しています。簡単に見破れるようなら、正確な調査が行えないですからね。
ただ、モニターとしてはターゲットを予想して回答(虚偽回答を含め)することは可能です。(モニターの規約違反で本当はダメなことですが)
しかし、私たちモニターからは、Yes、Noどちらをターゲットとしているかは分かりません。そのため、結局は正直に答えるしかない!というのが実際のところです。
ターゲットを予想して回答するのが無意味な理由!

例えば、こんな質問を想定してみましょう。
あなたはお酒を飲みますか?
この質問一つとっても、ターゲットを正確に予想するのは難しい・・・
何故なら、お酒を飲む人をターゲットとしている場合もあれば、ノンアルコール飲料の売り上げを伸ばしたいという理由で、お酒を飲まない人をターゲットとしている可能性もあるからです。
また、ターゲット選定はこんな単純な質問一つだけで終わりません。
お酒を飲むのであれば、どんな種類のお酒を飲むのか、どれくらいの量を飲むのか、どこで購入するのか、購入を決定する立場にいるのか、何重にも張り巡らされた質問で選定が行われます。
それゆえ、ターゲットを予想して虚偽の回答をしても、上手くはいかないのです。ゴール(ターゲット)が分からない状態で、幾重もの選択をクリアするのは至難の業です。
また、虚偽の回答で自らターゲット非該当に進む可能性もあるわけです。(本音で答えていればターゲットだったのに・・・)
だから結局は、正直に答えようが、本調査のターゲットを予想して虚偽回答しようが、本調査の獲得率は変化しない!
だったら、デメリットや後ろめたさのない回答(本当の自分で答える)をした方が得策ですよね。
まとめ

リサーチパネルの「本調査」と「事前調査」について見てきましたが、まとめると以下の通りです。
- 事前調査はターゲット選定の意味合いを持つ
- 本調査に効率良く進める方法は存在しない
- 本当の自分で答えようが、虚偽回答しようが獲得確率に大きな変化はない
- 正直に本音で答えるのが正しい選択(デメリットなし)
アンケートモニターは大きな金額を稼げるものではありません。その意味で、本調査の獲得を強く望む気持ちはよく分かります。
何を隠そう、私自身も始めたばかりの時はそうでした。
でも、結局、アンケートモニターに裏技的な方法は存在しないのです。ある程度継続してやっている中でこの事実に気が付きました。
- コツコツとアンケートに答え続ける
- 登録サイト数を増やしていく
アンケートモニターの稼ぎを増やす方法はこれだけです。
小さな積み重ねの先にしか "光" はありません。