



過去に発生したアンケートモニターを装った詐欺の事例!

事実、過去にアンケートモニターを装った詐欺が発生しています。
詐欺集団は常にアンテナを張って「お金を騙し取る方法」を探しているので、人々の関心が集まる場所をターゲットにする傾向があります。
昨今の情勢で言えば、
- コロナ関連
- 給付金関連
- 公式サイトを装った詐欺
公式サイトを装った詐欺メールなんかは、私の「Yahoo!メール」に毎日のように届きますからね。
こうした状況の中で、誰でも簡単に稼げる方法として注目されている「アンケートモニター」も狙われたんですね。
アンサーズ.comの詐欺事件
アンケートモニターを装い「アンケートに答えるだけで、誰でもたった1分で1万円をGET」などの如何にも怪しい文言を掲げ、登録者に法外な「入会金」なるものを請求。
最終的には全く報酬は支払われず、入会金も返金されないという手口で、多くの消費者が被害に遭った事件。
アンケートは毎日8~10件はあるので8万円以上稼ぐことが可能、参加するには登録に伴う「入会金」が必要で約25万円、入会後もセミナー参加に10万円といった感じだったようです。
動画視聴、レポート提出とかなり手の込んだ内容だったようで、多くの人が騙されました。
- 1分で済むアンケートに答えるだけで1万円
- 毎日8万円以上稼げる
こんな素敵な話が本当なら、誰もまともに働きませんし、知っていたとしたら、普通は誰にも教えません。
冷静に考えれば分かりそうなものですが、手口が巧妙だったのかもしれませんね。
やっぱり、「楽にお金が稼げる!」っていうのは冷静な判断を失わせる魔力があるんだと思います。
本題は、こんな悪質な詐欺に引っ掛からないこと!
見極めポイントを見ていきましょう。
悪質なアンケートモニターは簡単に見抜ける!

私はこれまで15程度のアンケートサイトに登録してきましたが、この経験から得た「正規のアンケートモニター」を見極めるポイントは以下の2つ。
- モニターの立ち位置を理解する
- 正しい場所に登録する
この点を外さなければ、悪質なアンケートモニター詐欺に引っ掛かることはありません。
各ポイントを詳しく解説していきます。
1.私たちモニターは報酬を受け取る側であり続ける!
次の事実を頭に叩き込んで欲しいと思います。
私たちモニターは、アンケートに回答することで「市場調査」に協力し、報酬を受け取る側である!
大袈裟に表現すると、アンケートに回答するという「労働力」を提供し、その見返りとして「お金(ポイント)」を得る側だということ。
この立場は永続的なもので、如何なる理由でも逆転することはありません!
例えば、アルバイトをする時、会社に所属するための「入会金」なんて払いませんよね。当たり前です、私たちは労働力を提供して給料を得る側だからです。
これはアンケートモニターでも同じで、如何なる費用や料金が発生することはなく、プラス域にしか展開しないものです。
- 入会金
- 登録料
- 更新料
- 年会費
どんな名目であろうと、支払いを求められることは絶対にありません!
絶対です!
仮に、何らかの支払いを求められたら、それはアンケートモニターではなく詐欺です。
アンケートサイトに登録すると、純粋なアンケート以外にも、「会場調査」や「インタビュー」などの調査にも参加できます。
この種の調査も含めて、全てに通じる共通認識として理解しておいて下さい。
私たちモニターは報酬を受け取る側なので、お金の面でプラスにしか作用しない!
このポイントを押さえておけば大丈夫です。
詐欺なんてのは「お金を騙し取ること」を目的としているので、この立場の理解が一番重要かもしれません。
2.正しい場所に登録する
正しい場所とはどこか?
マーケティングリサーチ業を営む会社が運営するアンケートサイトです!
アンケートサイトとは、マーケティングリサーチ業を営む会社が「ネットリサーチ」と呼ばれるサービスを提供するために運営しています。
ネットリサーチの「仕組み」を簡単に表すと以下の通りです。
- 一般企業や各種団体から「市場調査」の依頼を受ける
- 調査依頼に基づいてアンケートを作成する
- 自社の運営するアンケートサイト(モニター)に回答を依頼する
- 登録モニターがアンケートに回答する(見返りとしてポイントを得る)
私たちモニターはこの「ネットリサーチ」の仕組みの一旦を担っていて、アンケートに回答することで、間接的に調査依頼主の「市場調査」に協力しているんですね。
その橋渡しを行っているのが、マーケティングリサーチを営む会社であって、アンケートサイトの運営会社です。
だから、悪質詐欺とは無縁の正規のアンケートモニターをやりたいのであれば、正しい場所への登録が必要不可欠なんです。
正しい場所を見極める方法!
発見したアンケートサイトが「正しい場所」かどうかを確かめる方法、
- 運営会社を調査する
- 日本マーケティング・リサーチ協会の所属有無を調べる
アンケートサイトには「運営会社」の情報を掲載しているページが用意されているので、企業HPも含めて事前に調査しましょう。
特に重要なのが企業HPで、ざっと閲覧するだけでも会社のレベルが感覚的に掴めます。
就活の経験がある人なんかは、「しっかりとした会社」or「しょぼい会社」はHPを見ただけで何となく分かりますよね。あれと同じです。
仮に、会社の実績が不透明、リサーチ業を営んでいる形跡がない、そもそもHPが存在しない、なんてのを見つけたら要注意です。
次に、手っ取り早く「正しい場所」かどうかを判断するのに使えるのが、日本マーケティング・リサーチ協会の所属有無です。
詳細は省きますが、当協会に所属するには以下の条件を満たす必要があります。
- マーケティング・リサーチ業を営む法人である
- 直近3年分の収支報告書や各種書類の提出が必要
- 入会金・年会費が必要
要するに、真っ当なリサーチ会社しか会員になれないということ。
そのため、この指標を使って判断するだけで、詐欺を働くような「悪質な会社(架空の会社など)」を除外できるんですね。
当協会は、前述の詐欺に対する「見解」も発信しており、正しい場所の見極めに大いに利用できます。
見解や詳細が知りたい!
-
日本マーケティングリサーチ協会とアンケートモニターの関係!
続きを見る
私が登録しているアンケートサイトに限りますが、以下の会社(アンケートサイト)は協会の会員です。
- 株式会社マクロミル(マクロミル)
- 株式会社インテージ(キューモニター)
- 株式会社クロスマーケティング(リサーチパネル)
- GMOリサーチ株式会社(infoQ)
- イプソス株式会社(Ipsos iSay)
- 株式会社日本リサーチセンター(サイバーパネル)
- 株式会社アスマーク(D STYLE WEB)
- 株式会社ネオマーケティング(アイリサーチ)
- 株式会社マーケティングアプリケーションズ(アンとケイト)
- 楽天インサイト株式会社(楽天インサイト)
- マイボイスコム株式会社(My Voice)
私が利用している中では、一部の外資系リサーチ会社と中小の新興会社を除いて、9割程度の会社が所属しています。
これが実情なので、正しい場所を選ぶ際の「絶対的指標」として利用するのも間違っていません。
確実に悪質なサイトは除外できますからね!
最後にお伝えしたいこと!

アンケートモニターの悪質性や詐欺について見てきましたが、如何でしたでしょうか。
ネット上には情報が溢れ、過大表現や偽情報も存在します。例えば、以下のようなバカげた過大表現も散見されます。
- アンケートモニターは平均月収で3万円も実現可能
- アンケートモニターは月収5万~10万を稼げる
詐欺ではないにしても、こうした偽情報がアンケートモニターを悪質な印象に変えるのかもしれません。
ですが、正しい知識を持って冷静に判断すれば騙されることはありません。アンケートサイトにも一切書いていないですからね。
私がここで強くお伝えしたいのは、
正しい知識を持ち、正しい登録先を選べば、アンケートモニターは決して悪質なものにはならない!
この一点です。
- 正しい知識(如何なるマイナスも発生しない)
- 正しい場所(見極める方法を駆使して選ぶ)
あなたがアンケートモニターに興味をお持ちであるならば、この2つを念頭に飛び込んで欲しいと思います。
アンケートモニターは「悪質」で避けるべきものでは決してないので!